初心者が知っておくべきピアノのコード進行の覚え方
童謡にコードの伴奏をつけたい!
作曲をしてみたい!
ピアノのコード進行について学びたい!
といった方にお勧めなのが、ピアノのコード進行の仕組みについて理解することです。
とはいっても、世の中には、コード進行に関する分厚いテキストや参考書がいっぱいあって、何から学んでいけばよいのか迷っている方もいるはず。
そこで、今回はピアノのコード進行の覚え方、またコード進行に関する考え方についてご紹介したいと思います。
じつは、ピアノのコード進行は、ある秘訣を理解すれば、簡単に覚えることができるようになります。
では、早速ご紹介していきたいと思います。
初心者が知っておくべきピアノのコード進行の覚え方その1
ピアノのコード進行を学ぼうとしたときに、何かルールがあるのでは・・・とお考えの方はいませんか?
確かに、コード進行をつくるときには、「こうした方がいいですよ~」という「ヒント」や「アイディア」はあります。
僕がここで、なぜ「ヒント」や「アイディア」という言葉を使ったかというと・・・
じつは、「コード進行には、ルールが存在しない」のです。
えっ?と思われた方。
コード進行は、コードは自由に組み合わせて作ることができるのです。
例えば、Cメジャー(Aマイナー)にできるコードは・・・
明るいコード・・・「C、F、G」
暗いコード・・・「Am、Dm、Em」
になります。
Cメジャー(Aマイナー)にできるコードと聞いて???となった方は、まずはこちらをご覧ください。
さて、Cメジャー(Aマイナー)にできる6つのコード「C、Dm、Em、F、G、Am」は自由に組み合わせることができます。
もちろん、組み合わせ方によっては、心地よいコード進行が生まれたり、中には奇妙なサウンドに聞こえるコード進行もあります。
奇妙なサウンドや不快に聞こえるサウンドも、例えば、奇妙さや緊張感を生み出すBGMや世界観を演出する場合に使われることもあります。
また、コード進行だけでは違和感を感じても、コード進行に対しメロディーが上手くはまると違和感がなくなったりします。
一昔目に「G→F」というコード進行はNGみたいなことが言われていましたが、ブルース進行やビートルズの「レットイットビー」といった曲は、このNGのコード進行が使われています。
ビートルズの曲は学校の音楽の教科書にも使われているくらいなので、今では「G→F」というコード進行はNGという人はほとんどいません。
なので、ピアノのコード進行を覚えようとされている方は、覚えることに必死になるよりも、まずは「コードの組み合わせ方は自由である」ということを最初に理解しておく必要があります。
次に、コードを自由に組み合わせる時に、大切になってくる考え方をご紹介したいと思います。
初心者が知っておくべきピアノのコード進行の覚え方その2
よくピアノのコード進行は、「C」から始まって「C」で終わるといいですよ~という説明を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
Cメジャー(ハ長調)の場合、「C」というコードがとても重要な働きをしています。
また、その中でも「C]というコードのルート音(根音)である「ド」の音が最も重要になってくるということを理解するための、暫定的な説明としては有効です。
コード進行は、鳥と地球の重力の働きにたとえることができます。
地球は重力があるので、モノを投げると地面に落下します。
モノが地面に落下して安定している状態が、ハ長調での「C」のコードに当たります。
「C」に対し、他のコード、たとえば「F」や「Am」などは、鳥が空中を飛んでいる姿にたとえることができます。
さらに、鳥が地面に向かって急降下する直前のコードを「G」にたとえることができます。
様々な動きをしている鳥ですが、その背後に地球の引力の法則が働いていることを理解するのと同じように、ハ長調の世界にも、重力の法則が働いていることを理解することは大切です。
ところで、音楽は、必ずしも「C」からはじまり「C」で終わるわけではありません。
先ほどの鳥のたとえですが、「G」のコードがきて、鳥が地面に向かって急降下したのですが、中には地面に着地せず、落下しても空中にとどまる鳥もいます。
鳥が空中にとどまるということは、「C」というコードの代わりに、「Am」だったり、「F」だったりすることをあらわしています。
曲の終わりは、必ずしも「C」で終わるわけではなく、例えば「F」で終わる場合、「サブドミナント終止」という風に理論的に名前のついている終わり方もあります。
また、最初のコードも、かならずしも「C」で始まる必要もありません。
有名な曲であれば、ホルストのジュピターのテーマ部分をハ長調であらわすと、冒頭は「C」ではなく「F」から始まっています。
このように「CからはじまりCで終わる」という考え方は、あくまでも初心者の学習のための暫定的な説明であり、必ずそうしなければならない・・・というわけではないことを理解しておくことは大切です。
初心者が知っておくべきピアノのコード進行の覚え方その3
コードは自由に組み合わせられるとは言っても、何でもあり・・・だと、最初はどうしていいか戸惑ってしまいますよね。
そこで、初心者の方に是非覚えてもらいたい王道のコード進行をご紹介したいと思います。
王道のコード進行は、ヒット曲やクラシックの曲でもたくさん使われていますので、ピアノのコード進行のサンプルを覚えようと思った時にはお勧めです。
ご紹介するコード進行は、すべてハ長調です。
・鳴きの進行
F-G-Em-Am
・ちょっとせつない雰囲気の進行
Am-F-C-G
・アナ雪のサビの進行
C-G-Am-F
・ジャズの循環進行
C-Am-Dm-G
・ラストクリスマス進行
C-Am-F-G
・ラビングユー
F-Em-Dm-C
・ジュピター
F-G-Am-Am
・カノン進行
C-G-Am-Em-F-C-Dm-G
いかがでしたでしょうか?
ピアノのコード進行は、一旦「決まり」を作ってしまうと、決まりから抜け出せなくなることがあります。
決まりから抜け出せないことで、マンネリ化が生まれます。
大事なことは、「コードの組み合わせ方は自由である」という理解、さらに色々なコードの組み合わせ方を試してみる冒険心になります。
ぜひ、王道のコード進行を元に、少しずつコードを置き換えていって、自分なりの面白いコード進行を作ってみてくださいね。
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