初心者がピアノの音階を覚える時に気をつける注意点

ピアノをはじめたいけど、何から練習すればいいの?

色々なテキストがあるけど、何を使ったらいいの?

アドリブや作曲にも興味があるんですが?

こうしたピアノの初心者の方に、まずお勧めしたい練習方法があります。

それは「全部の調での音階の練習」になります。

後にピアノのコードを覚える時や、また、コードをお洒落にできる「テンション」や「分数コード」などを理解する上でも、音階(スケール)を覚えることは必須になります。

音階にも覚え方の順番とやり方がありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

初心者がピアノの音階を覚えるためのコツその1~まずは長音階

ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ

とくれば、多くの方がご存知の長音階(Cメジャースケール)ですね。

「ド」から始まっているので、「C」メジャースケールと呼ばれています。

ちなみに、「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」には、それぞれ「C、D、E、F、G、A、B」という英語の呼び方があるので、アルファベット表記も覚えておくと便利です。

では、「ド」の代わりに、「レ」から始まる長音階はどのようになるのでしょうか?

レ、ミ、#ファ、ソ、ラ、シ、#ド

という風に、「ファ」と「ド」の音がシャープします。

「レ」から始まる長音階なので、「Dメジャースケール」と呼ばれています。

このように、始まる音が変わると、それに合わせて、白鍵だけではなく、黒鍵の音が混じってくるのが音階の特徴です。

1オクターブの中に、12コの音があるので、長音階は実質12通りあることになります。

なので、ピアノ初心者の方にまず覚えてもらいたいのが、12のメジャースケールになります。

ただし、ここで覚え方のルールがあります。

それが・・・

長音階は、必ず短音階(マイナースケール)とセットにして覚える

ことです。

次に短音階についてご紹介しておきたいと思います。

初心者がピアノの音階を覚えるコツその2~短音階もセットで!

Cメジャースケールと、必ずセットにして覚える音階が「Aナチュラルマイナースケール」になります。

Aナチュラルマイナースケールは、Cメジャースケールの6番目の「ラ」の音から始まる音階です。

ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ

Aナチュラルマイナースケールは、構成音がCメジャースケールと同じところがポイントになります。

構成音が同じというのは、とても大事なことになります。

じつはマイナースケールには、ナチュラルマイナースケール以外に3つの音階があります。

Aナチュラルマイナースケールの「ソ」の音がシャープしている「Aハーモニックマイナースケール」

Aナチュラルマイナースケールの「ファ」と「ソ」がシャープしている「Aメロディックマイナースケール」

Aナチュラルマイナースケールの「ファ」の音がシャープしている「Aドリアンスケール」

になります。

4つのマイナースケールを整理すると・・・

・ナチュラルマイナースケール

・ハーモニックマイナースケール

・メロディックマイナースケール

・ドリアンスケール

になります。

この4つの中で、長音階とセットにして最初に覚える音階は「ナチュラルマイナースケール」になります。

なので、長音階とセットにして覚えるときは、一旦、残りの3つの短音階は無視するようにしてください。

なぜなら、「Aハーモニックマイナースケール」や「Aメロディックマイナースケール」でコードを覚えようと人たちが、これまで混乱してしまい、コードのことが分からなくなってしまっているからです。

「Aハーモニックマイナースケール」や「Aメロディックマイナースケール」を覚えるタイミングは、メジャースケールとナチュラルマイナースケールをセットにして全部の調を覚えた後になります。

ちなみに、長音階を覚えるときには、短音階、じつは、さらにコードをセットにして覚える必要があります。

コードについては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

初心者におすすめ!ピアノのコードの覚え方の基本ルール

次に、長音階と短音階をセットにして覚える順番についてご紹介してきたいと思います。

初心者がピアノの音階を覚えるコツその3~シャープ系とフラット系

長音階と短音階をセットで覚える場合、覚え方に順番があります。

先ほど、「ド」の代わりに「レ」から長音階を弾くと、「ファ」と「ド」の音がシャープすることをご紹介しました。

では、「ド」の代わりに「ファ」から始まる長音階は、どのようになるのでしょうか?

ファ、ソ、ラ、bシ、ド、レ、ミ

今度は、シャープではなく、「シ」の音がフラットしてしまいました。

じつは、音階には、シャープするものと、フラットする2種類があるのです。

シャープする音階のグループを「シャープ系」、フラットする音階のグループを「フラット系」と呼びます。

音階を覚えるときは、シャープ系、フラット系のどちらのグループでもいいのですが、ロック系の方はシャープ系、ジャズ系の方はフラット系のグループから始めることをお勧めします。

では、覚える順番についてご紹介したいと思います。

シャープ、フラットの音の増え方に注目してみてください。

<シャープ系>

Gメジャー(Eマイナー)・・・「ファ」がシャープ

Dメジャー(Bマイナー)・・・「ファ」「ド」がシャープ

Aメジャー(F#マイナー)・・・「ファ」「ド」「ソ」がシャープ

Eメジャー(C#マイナー)・・・「ファ」「ド」「ソ」「レ」がシャープ

Bメジャー(G#マイナー)・・・「ファ」「ド」「ソ」「レ」「ラ」がシャープ

F#メジャー(D#マイナー)・・・「ファ」「ド」「ソ」「レ」「ラ」「ミ」がシャープ

<フラット系>

Fメジャー(Dマイナー)・・・「シ」がフラット

Bbメジャー(Gマイナー)・・・「シ」「ミ」がフラット

Ebメジャー(Cマイナー)・・・「シ」「ミ」「ラ」がフラット

Abメジャー(Fマイナー)・・・「シ」「ミ」「ラ」「レ」がフラット

Dbメジャー(Bbマイナー)・・・「シ」「ミ」「ラ」「レ」「ソ」がフラット

Gbメジャー(Ebマイナー)・・・「シ」「ミ」「ラ」「レ」「ソ」「ド」がフラット

以上になります。

F#メジャー(D#マイナー)とGbメジャー(Ebマイナー)は、実質同じ音を弾いていることになります。

このように表記が違っていても、実質は同じ音のことを「エンハーモニック」といいます。

音階のシャープの増え方、フラットの増え方にも、ある一定の法則があることにお気づきになったかと思います。

このように、ピアノの音階を覚えるときも、むやみやたらに覚えるのではなく、整理しながら覚えることで、頭がスッキリします。

いかがでしたでしょうか?

音階を覚えるときは、必ず長音階と短音階をセットにして覚えることが大事です。

また、短音階は、必ず長音階と構成音が同じ「ナチュラルマイナースケール」で覚えるようにしてください。

ぜひ、最短距離で音階を覚えて、さらに音楽を楽しんでいただけたらと思います。

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